【傷跡だけでは無い!】わきが手術の後遺症はどのようなものか?

わきが手術の後遺症というのはどういうものでしょう。実は多くの人がわきが手術の後遺症を感じていることも事実のようです。

ただし個人差があるので、気になっている人と、対して気にならない人が存在しています。さてどのようなものなのでしょう。

わきが手術の傷跡

わきが手術によっては切り口が大きく、どうしてもその跡がなかなか消えないという場合があります。

小さな穴だけで手術することのできる方法もありますが、人によっては再発しやすいとも言われています。

そのために4㎝程度の皮を剥いで行う手術法では、再発は少ない代わりに傷がなかなか消えないこともあるのです。

臭いが他のところから……

手術によってわきがの原因になっているアポクリン腺を取ることでわきが臭をなくします。アポクリン腺からの汗が出なくなるのでわきがからの臭いはなくなります。

しかしアポクリン腺から出る汗の成分は体から出る老廃物です。そのために脇の下から出るアポクリン腺がなくなると、他の部分から出てくるということもあるのです。

例えばアポクリン腺は耳やデリケートゾーンやバストなどにもあります。そこからの汗が多くなることで、わきがと同じような体臭がこれらの部分から出ることもあるのです。

汗が出ない

脇の下からの汗が出なくなり逆に首から上がいつも熱く感じ、顔や首に今までより多くの汗をかくようになったという人が結構たくさんいます。

病院では後遺症ではないと言われます。普通、脇の汗を出すエクリン汗腺は取りませんし、取れるものではありません。

しかしアポクリン腺を取るときにエクリン汗腺の一部だけを取ってしまうことになります。エクリン汗腺を取る量が多いと、汗が出にくくなってしまうのでしょうか。

ある程度の割合で、このような感覚を持つ人もいるので、これも後遺症と考えることができそうです。もちろんこれも個人差があり、後遺症が出ない人もたくさんいます。

手術後起こりうる合併症は、傷が治るまでの期間には皮膚の下に血の固まり(血腫)や膿をもってしまう、それらの結果としての皮膚壊死などがあります。その予防のためには傷の安静が重要ですから、術後はガーゼをわきの下に大量に硬く当てる固定法をよく行います。また腕を動かし過ぎないなどの生活上の制約が一定期間必要になります。 また、手術後数カ月の間は皮膚の引きつれ(拘縮)や色素沈着などが生じます。その後、次第に改善しますが、手術による瘢痕は永久に残ります。また副次的な作用として腋毛の減少も認めます。

引用元:腋臭手術療法‐日本形成外科学会

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わきが手術後の痛みについて

わきが手術後の痛みはどうなのだろうと、これから手術を考えている人にとってはとても心配なところです。

最近は小さな傷のようなところから、わきがの原因のアポクリン腺を吸い取る方法などいろいろあり、傷跡も残らず痛みも随分軽減しています。

特にどの方法であっても



麻酔が切れたときに痛みはありますが、傷の小さいタイプの手術の場合はとても軽いと言われています

それでも、数日は痛みがあるので覚悟は必要です。とはいっても肩関節を動かさないようにしていれば、特に問題はなかったという人が多いようです。

ただし痛みは個人差があるので、一言で片付けることはできない部分もありそうです。殆どの場合、手術後3日程度は鎮痛剤が処方されます。

ある意味鎮痛剤で我慢できる程度と、クリニックでも説明されます。しかし実際には1週間から2週間は相当な痛みがあると感じた人が多いようです。

特に手術後は圧迫固定のためにガーゼの玉を皮膚に縫い付けるので、その痛みもあり相当痛みます

しかし圧迫固定の縫い付けは3日ほどで終わり、あとはテープ付けになるのでその痛みはなくなります。

ただし反転剪除法の場合は傷口も大きく、完全に皮膚をめくっているので皮膚移植と同じ痛みがあります。

手術後に肩関節を動かして、どうにか我慢できる痛みは1週間後程度から2カ月程度と個人差があるようです。

特にガーゼでの圧迫固定を必要としている間は車の運転も難しいと言われています。

最初に無理をすると回復は遅くなり痛みが長びくのは当然のことで、まず手術後は状況が許される間はなるべく安静にして傷口をしっかりフォローするようにしましょう。

そして、その後の痛みは医師と相談をしながら、仕事などの状況に合わせて痛み止めを処方してもらうなど、それぞれの対処をしていくようにしましょう。

痛みの軽かった人は1週間程度で随分楽になったという人もいます。逆に2週間はうなるように痛かったという人もいることも現実です。

こんなにあった!わきが手術の失敗

わきが手術の失敗も現実にたくさんあるようです。傷跡が汚く残ってしまったり、再発したり、あまり臭いに変化がなかったりなど、いろいろな失敗例のご紹介をしましょう。

失敗例1

わきが手術の中でも、とても再発率の低い直視下摘除法を行ったAさんは、手術が終ってから数カ月たっても臭いが少し良くなった程度。

そこで病院に相談し再手術をして欲しいと言いましたが、そんな臭いはしないと医師に言われ、保障内での再手術はしてもらえませんでした。

友人に聞くと、やっぱりあまり変わらないとのこと。違う病院でもう一度手術をして完全に臭いがなくなったという体験です。結局2回の手術で60万かかったとのことです。

失敗例2

傷跡についての失敗例です。再発率の少なく、一番傷跡が大きい直視下摘除法ですが、いくつもの傷がいつまでもはっきり残ってしまったというものです。

確かにどんなに上手な医師に手術してもらっても傷は残ります。しかし医師の技術によって、だいぶ傷跡は違ってきます。

やはり技術の高い医師を選ぶことが重要になりそうです。傷の失敗を訴えている人は思ったより多いのも現実です。

失敗例3

臭いが、違うところから出るようになったという失敗例があります。脇の下の臭いはなくなったものの、今度はデリケートゾーンや乳首や耳の中の臭いが強くなったというものです。

これも以外と多くの口コミなどで報告があります。現実には手術の失敗ということではなく、手術の後遺症と言われています。

ただ医師がきちんと説明していないことが多く、そのために失敗というふうに思ってしまうことも多いようです。

失敗例4

超音波での、わきが手術の良いところだけを説明されて手術したところ、完全に臭いが消えず、その上直視下摘除法でしないと無理かもしれないと言われ、もう一度手術し直したという失敗例もあります。

結局最初から手術法の説明不足で選択することもできず、二重に手術することになったのです。きちんとした説明のない医師は問題があると考えましょう。

わきが手術後の仕事復帰はいつ?

わきが手術後の仕事復帰はいつからできるのでしょう。これから、わきが手術を考えている人にとって、大切なことであって、それによってわきが手術の時期などの調整することになります。

まず手術の方法よっても仕事復帰は違い、仕事の種類によっても違ってくるとも言えそうです。

仕事が腕を上げたり、物を持ち上げるような肉体労働の場合は、相当復帰時期が遅れますが、事務などの仕事であれば、重い物は持てないと仕事場で了解を取っておけば割と早めに復帰できると考えられるようです。

重度のわきがの人や、できるだけ確実にわきがを処理したいという人の場合は反転剪除法になります。

クリニックによって呼び方は違っても、脇の下の皮膚を3㎝ほど切って反転して行う手術です。この



ので、この場合について考えてみましょう。

まず、どんなタイプの手術でも手術後は圧迫固定をします。これは丸めたガーゼを皮膚に縫い付けて固定する方法です。

3日後に縫い止めたものは取り、今度はテープなどで貼付けることになります。この状態で反転剪除法の場合は、安静にしておく期間が1週間~2週間と言われています。

一般で言う安静は1日程度ですが、肩関節を動かさないという意味での安静が必要になります。そのため事務仕事などであれば5日ほどの休みは欲しいところです。



と言われていますが、物を上に持ち上げるような肉体労働なら、2週間~3週間は難しいという場合もあります。もちろん仕事場と相談して、そのときだけ仕事の内容を変えてもらうなどの対策ができるか考えてみましょう。

しかし傷口が化膿するなど個人差があり、確実に何日したら仕事復帰ができるとは言い切れません。少し多めに休みを取っておいた方がいいかも知れません

シャワーは手術した日から肩関節周辺をしっかり守ることができればOKです。

肩関節周辺のシャワーは圧迫固定が取れてからということになるので、殆どの場合は

1週間以上たってからになります。入浴は患部を温めることもあり、手術後2週間と考えましょう。

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わきが手術後の耳垢が臭くなった?

わきが手術後に耳垢が臭くなったという人がいます。また、わきが体質を調べるときに、湿っていたり、においが強い耳垢の人は要注意とも言われています。

わきがと耳垢の関係など、もう少し掘り下げてみましょう。

わきがはアポクリン腺の分泌異常から起こると言われています。このアポクリン腺は強いにおいの汗を出す汗腺であって、人間の場合は脇の下の他にも肛門の周辺、外陰部周辺、バスト付近、耳などに多く存在していると言われています。

そのため、わきが手術をするとわきがは改善されても、今までなかったような他の部分のにおいがきつくなったという人もいます

これはアポクリン腺からの分泌異常が改善されていないため、他の部分から出てくるというわけです。

もちろん脇の下のように強いにおいは出ませんが、以前よりにおいが強く感じると言う人は多くいます。

耳垢は耳の中の皮膚が角化したもので、皮脂腺やアポクリン腺の分泌物などでの影響がとても強くなります。

そのためアポクリン腺の分泌が多い人は、どうしても耳垢ににおいがあったり、湿り気の強い柔らかい状態になりやすいようです。

そのためこのような耳垢がいつも出る人は、



という現実があります。耳垢が柔らかく湿っていることを医学用語では軟耳垢(なんじこう)と読んでいます。

しかしこの軟耳垢が、わきがであるとは言い切れません。つまり軟耳垢でなく正常な乾燥した耳垢であっても、わきがの場合もあるのです。

このように軟耳垢は、わきが体質の可能性が高いという程度に考えておきましょう。

また、わきが体質も、わきがとはイコールではありません。わきがはアポクリン腺からの汗腺分泌異常が起こっている状態を言います。

しかしわきが体質はアポクリン腺が多いタイプであって、汗腺分泌異常が起こっているとは限りません。

つまりわきが体質は今現在わきがになっているとは限らず、わきがになる可能性が高い体質であるというだけなのです。

わきが手術後の匂いについて

わきが手術後になぜか、わきが独特の臭い匂いがしてきたという人もいます。この場合はわきがの再発という場合があります。

再発を避けるためには、確実は手術法としっかりした医師の選択をすべきでしょう。

また、ワキの下でない部分から、わきが独特の臭い匂いがしてくる場合もあります。

これは再発というより、ワキの下から出ることができなくなったアポクリン汗が、他のアポクリン汗腺から多く出てきたという可能性があります。

他にも、手術前にはわきがの匂いで消されていた一般の汗腺の汗の匂いが感じられるようになり、臭いと感じてしてしまうという場合もあります。

このように、わきが手術後に何らかの匂いで悩んでいる人が意外と多いようです。まず一般の汗腺の匂いを臭いと感知してしまっていることも結構あるので一般汗の対策をしてみましょう。

しかし再発ならまた再度手術をしない限り、どんどんひどくなる可能性もあります。



ので、少しでも手術後アポクリン腺が残ってしまっていると、そこからどんどん再生していきます。手術して半年、1年たってから再発することが多いようです。

このようなことを避けるなら完全にワキの下の皮膚を裏返しにし、目視によるアポクリン腺除去法である反転剪除法がおすすめです。

ただし復帰に時間がかかったり、傷が残ったりするデメリットがあります。また熟練した医師を選ぶということも再発にはとても深く関係してきます。

次に他の部分のアポクリン腺から匂いが強く出るということも確かに考えられます。

しかしワキの下で出ていた分が、そのまま他の部分から出るということは希で、うっすらわきがの匂いが強くなる程度が殆どです。

しかしその場合はある程度、塗り薬や食べ物を意識するなどでも、改善することができるのではないでしょうか。

これは突然出てくる場合もあり、個人差もあるので誰もが起こることではありません。しかし確かにこのような匂いで悩んでいる人もいます。

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